ドラゴンクエストⅥ幻の大地 |
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■オクトセントリー タコの歩哨(sentry)さん ■オンディーナ 水の精(Ondinaイタリア読みだそうな)。 Ⅲのマーマンダインの項で、ウンディーネは女の精霊だから云々と書いたけれども、 このモンスターを見ていると、 ファンタジーの常識にしばられすぎるのも危険だなと思った。 ■ガマニアン・ヘルドラード 口がでかいからガマ口のガマだろうか。うーん。 ガマアンコウなんて魚もいるが…。 ドラドは金ピカの魚(dorado)。スペイン語で金色との事。 つまりアンデス少年ペペロの冒険でおなじみの黄金都市エルドラドのドラド ■ガンコどり なんだろね。カンコ鳥のもじりなのかしら ■キメイラ(メイジ―・ウルトラ―) ⅤのキメーラLv35から更に読みが変化。意図不明 ■カメレオンマン・キラージャック Ⅳにも同名のモンスターがいたが、あいかわらずピンとこない。 キラージャックは、前身の「きりさき」ピエロをひきついで「ジャック」という事なのだろうか。 うっかりキラークラウンなどとしてしまうとあの映画を思い浮かべてしまうので これで正解だったと思う ■キラーマジンガ マシン3とせずにマジンガとした理由はわからない。 が、力をこめて「キラーマジンガ!!」と呼びたくなるのもうなづけるほどの破壊力の持主。 ■グラコス ギリシャ神話の海神グラコウス(Glaukos)。 ドラクエではあんなナリとトボけた性格をしているが、つたえられる物語では悲しい恋の結末をむかえる。 グラコウスには思いを寄せるうつくしい娘がいたが、 彼に言い寄る魔女のねたみによって、その娘はみにくい怪物にされてしまうのであった。 ■キラーグース・グレートペリカン ガチョウ(goose) グレートペリカンは由来に関して特に何もないが、 トドマン・じごくのざりがににならぶヒドい名前だ ■サイレス・ジャミラス ネット検索するとドラクエとファイナルファンタジー、 更にファイヤーエムブレムまで加わってジャミングされる。 容姿からすると、ギリシア神話の半人半鳥サイレン(英語読みSiren)が近いかなあと思うのだけれど、 そんな優雅なものじゃなさそうだしなあ ジャミとゴンズは、Ⅴのジャミ、ⅤとⅦのゴンズ、そしてこのジャミラス、 と、ドラクエの中ボス的存在として定番になりつつある名前なのだろうか。 ■ズイカク・ショウカク 空母翔鶴・瑞鶴からか?同型の姉妹艦 ■スカルガルー スカルをもったカンガルー ■スケアリードッグ おそろしい(scary)犬 ■ずしおうまる・ブルサベージ いわゆる安寿と厨子王の厨子王丸なのだろうか。 だとすると同グラフィックのなげきのきょじんともども、 あわれむべき物語をせおっている事になる。 ところで、ライフコッドが魔物たちにおそわれ火の海になっているさなか、 村の農夫が「クワこうげき!カマこうげき!」と、このずしおうまる達にたちむかっているのだが、 wikiの安寿と厨子王丸の項を見ると、 「(厨子王らを人買いから買った)山椒大夫のもとで姉弟は酷使された。 弟は1日に3荷の柴を刈れ、姉は1日に3荷の潮汲みをしろ、 間があれば藻潮を焼く手伝いをしろ、糸を紡げ、と追使われ、 弟は柴刈り払う鎌を怨み、姉は潮汲む桶に泣いた」とある。 ずしおうまるにとって、草刈のカマは過酷な労役の日々を思い出させるいまわしき農具! なんとも因縁深い話ではないか ブルサべージは雄牛・巨獣のオス(bull)+野蛮人(savage)。 ■ダークドレアム 「Dark dream」の読みをかえたもの、という説がもっとも有名有力と思う。 ドラクエ6は夢のお話だから ■ちんもくのひつじ・ラリホーン 「羊たちの沈黙」からと思うのだが、 あまりにあからさまで当時は「ドラクエってこんな事するんだ」と、とまどった。 ラリホーンはラリホーと角の合成だろう。 メダパニバッタやメラゴーストのようにとなえる呪文を頭につけるモンスターは数多いが、 このように語尾と語頭を共有するケースはめづらしい ■ツボック ツボの魔物 ■ディープバイター かみつくケモノ(biter)。カミツキガメって事かな ■ディゴング 「DQ大辞典を作ろうぜ!! 第二版」さんのこのモンスターの項に「元ネタは「dugong」(ジュゴン)だろう。モンスターズでの説明もそれっぽい」とあったのを読んで、なるほどとヒザを打った。自分じゃ絶対思いつかなかったろう ただ、あのいかつい容姿にジュゴンというのもひっかかるので、 慎重を期してちがう角度からもう少ししらべる事にする。 モンスターズの説明はなんて書いてあるんでしょうね。 ■デスファレーナ・キラーモス・デビルパピヨン 蛾(イタリア語falena/英語moth/フランス語(*)papillon) (*) 仏人は蛾と蝶を区別しない。 papillonは「蝶と蛾を併せた鱗翅類の総称として」用いられる(鈴木孝夫「日本語と外国語」) ■テンツク(スーパー―・ラスト―) おどりが得意なようだしお囃子の音なのだろうか。見た目はカネゴンみたい ■トロルボンバー トロル→ボストロール→トロルキングときて、 さて次は何にしようかとかんがえた際に、 「なんかこう、ドカーンって感じでトロルボンバーでいいや」と、 その場のヒラメキでつけたように思えてならない。 ドラクエではこういった思い切りの良さを感じるネーミングが時々みうけられる。 ■バルンバ フウセンのような容姿から?ナムコが同名のゲームをPCエンジンから出していた ■ファーラット・モコモコじゅう・ケダモン ファー(fur)におおわれたラット。 ファーは「やわらかい毛・毛皮・にこ毛」。 また、「柔毛をもつ獣」もさすのでモコモコじゅうはまさにファー。 ファーは、バブルの時によく耳にした素材だけれど、 にこ毛なんてことばは初めて知った。 ■ブラッディハンド 改心して(?)形容詞に。 ■ブースカ わからない。似ているとも思えない ■べビーゴイル・ダークゴイル ガーゴイルのゴイルだろう ■ヘルゼーエン そのままだとドイツ語で千里眼(Hell Sehen)。 なんで千里眼なのだろう。ハエは遠目がきくんだろうか。 同種にはねせんにんがいるので、 神秘的要素を強調して、すべてをみわたせる仙人と言いたいのかもしれない ■ヘルボックル きっと悪いコロボックルだろう。北海道の地に住んでいたとされるこびと種族 ■マッドロン マッド(mud)とドロを組合わせたのかもしれぬ ■メガボーグ 巨人サイボーグ、という事かしら ■レッサーデーモン・ブラディーポ ウィザードリィに同名のモンスターがいる(lesser demon)。 あちらがgreater demonとの対比ならドラクエはデーモンキング様か ブラディーポはイタリア語で動物のナマケモノ(bradipo)。 木からおりると実際こんな風にはいつくばるようだ。 ナマケモノはⅣのビッグスロース以来二度目の登場。 ■バオー・ピーポ・ブチュチュンパ おたけびやら鳴き声やら攻撃時の擬音やら |